中学受験は小学1年生・2年生・3年生の家庭学習で決まる!低学年から始める中学受験準備方法。

子供が中学受験塾に入塾してみるとあることに気が付きます。
それは、サピックスや早稲アカといった中学受験専門塾の授業というのは、ある程度、家庭で先取り学習をしてきたことを前提で授業が進んでいくということです。
もちろん、あまり家庭学習をしてこなかった子も通塾していますが、上のクラスに在籍しているお子様というのは、塾に入る小学1年生・2年生・3年生にきちんと家庭学習をして、大幅な先取りをしてきた子達ばかりです。
先取り学習をせずに入塾してしまった子は、いつまでも下のクラスから上がることは出来ずに、結局途中で中学受験を辞退していったり、志望校よりかなりレベルを下げた学校にしか合格をもらえない事態になっていました。

中学受験というのは、サピックスにしろ、早稲アカにしろ、難関中に合格出来るお子様というのは、上位のクラスでないと厳しいのが現状なのです。
つまり、低学年のうちに家庭で実施する大幅な先取り学習こそが、難関中に合格する秘訣と言っても過言ではありません。
今日は、お子様が難関中に合格された中学受験終了組のお母様たちに聞いた、塾に入る前の小学1年生・2年生・3年生のうちにやっておいて良かった先取り家庭学習方法をご紹介していきたいと思います。

中学受験に向けて小学1年生・2年生・3年生が先取り学習をする際に気をつける事

1.子供の好奇心や興味を大切にする

低学年の子供というのは、まだまだ長い時間、机に向かって勉強しているだけでは飽きてしまう年齢です。
しかし、自分がハマっていること、ゲームや自分の好きなアニメなら長い間集中していられます。
子供が低学年のうちは、その子供の好奇心をうまく活用して勉強をすすめましょう。
例えば、夏に虫取りにハマった子には昆虫図鑑を買ってあげて、昆虫のスケッチをしてみる。(昆虫のスケッチは開成の理科で毎年出題されています。)
桃鉄のゲームにハマっている子には、攻略本も一緒に買ってあげて、市の名前やその場所で有名な伝統工芸品、農産物を見る。(どの学校も社会の地理は必修です。)
遊びに見えるものが、実は、受験対策になっている。
低学年のうちの勉強はこういった、子供の興味にそった勉強法が一番です。
経験や遊びを通して学ぶことを大切にすすめていきましょう。
理科社会の暗記物は低学年に勉強しても結局忘れてしまうことも多いので、心に残る遊びとして学んだ方が、塾で勉強した時も理解しやすいのです。
しかし2点だけ、低学年のうちからコツコツ積み上げて座学でしっかり勉強しておかなければならないことがあります。
それは、算数の計算力と国語の読解力です。
この2つはきちんと座学でコツコツ能力を培っておきましょう。

低学年から座学でしっかりと勉強が必要なもの

算数の計算力や思考力を鍛える
国語の読解力や語彙力を鍛える

低学年には座学ではなく経験や遊びで学ぶ必要があるもの

理科の実験や実体験
社会の旅行やスーパーなど実社会との結びつきの理解

2.低学年のうちは体力をつけておくことも忘れずに

優秀なお子さんや先取り学習をしているお子さんは勉強ばかりしているイメージがあるかもしれませんが、
実は低学年のうちは運動関係の習い事をしているお子さんが多いです。
プール、サッカー、体操。
そういった習い事を通して、体力をつけています。
それは、健康のためが一番ですが、中学受験は体力勝負でもあるからです。
すぐに風邪をひいてしまう。
小学校と塾の両方をこなすのには、ある程度の体力が必要です。
低学年のうちは、体を鍛えて、体力勝負な受験期に体を壊さないようにしておきましょう!

算数のおすすめ小学1年生・2年生・3年生向け家庭学習教材

難関中の算数の問題はかなり難易度が高く、数学科の先生が言うには大学受験と同レベルもしくはそれ以上に難しいとのことです。
一度、お子様もしくは親御さんがご希望されている学校の過去問をご覧になって下さい。
親世代が受験した時と比べて、年々算数が難化していることが分かります。
小学6年生の時点で、このレベルの問題が解ける子とはどんな子なのでしょう?
それは、小学校3年生2月の入塾時期までには、小学校の算数は既に家庭で学習済み、もしくは中学課程まで学習済みのお子様が多いのです。
先取りは不要などと言う先生方もいます。
しかし、実際に子供を中学受験塾に通わせた経験者からすると、算数だけは低学年のうちから先取り学習をしておかないとどう考えても塾の授業についていけません。
また、算数の先取りに関しては入塾テストのためにも必要になります。
算数の先取りを進めておけば、入塾テストでも高得点をとしやすく、上のクラスから入塾することができる可能性が高いです。

下記に具体的に、どんな方法で算数の先取りを行うのか、算数の先取り学習方法を記していきます。
お子様や家庭環境に合ったものですすめてみて下さい。

1.公文

公文を始めるのにベストな年齢は、年長から小1。
なるべく小3の2月の入塾時までにF教材までは終わらせておく。
もっと進める人はG、H、I(中学終了課程)くらいまで進めると後々、算数が中学受験においても強みにできます。
偏差値65以上の学校を希望している場合はHくらいまで進んでおいた方が良いです。
計算のスピード的にも、それくらいの力がないと厳しいのが現状です。
ただ、低学年から公文を実際に習わせて分かったことは、公文教室というのは先生によってだいぶ対応が違うということです。
お子様が低学年のうちに厳しい先生にあたってしまうと、勉強嫌いになってしまいます。
お子様のタイプにもよりますが、もし選べるのであれば優しくてあまり厳しくない先生を選びましょう。
お教室によっては、クリスマスやハロウィンにパーティーをしてくれるところもあります。
お子様が楽しく通えるお教室を選びましょう。

2.RISU算数

中学受験塾の入塾テスト対策にも最適なタブレット版、無学年生算数教材。
RISU算数公式サイトはこちら

このRISU算数はいわば公文のタブレットバージョン。
無学年生で算数が学べ、一問一問と問題を解くたびにポイントがもらえ、そしてそのポイントを好きな商品と交換でき、ゲーム感覚で小学6年生までの算数が修得できます。
ゲーム好きのお子様で、このRISU算数にハマってくれれば、一気に算数への苦手意識がなくなると思います。
ただ、注意点としては、タブレットについているペンで筆算を書いていると、鉛筆で書くよりも書きづらく遅くなってしまいます。
なので、必ずRISU算数用のノートを用意してあげて、式はタブレット用で書きづらかったら、こっちに書いた方がいいよと声掛けしておきましょう。
また、もう一つこのRISU算数の注意点として、やや料金高めです。
基本料金:年額一括12ヶ月分33,000円 (月あたり2,750円)と進度によって利用料0円から9350円(利用者平均は3300円)がかかります。
平均すると、月々6000円程度ですが、お子様の進度が早い場合はもう少しかかってしまうケースもあります。

なので、とりあえず、1週間だけお試ししてお子様の反応を見て進めてみることをおすすめします。
クーポンコードを入力すれば、1週間無料で試せます。
(返品の場合に限り、1,980円(税別)だけかかります。)
クーポンコード:aje07a
RISU算数公式サイトはこちら
1週間お子様に試してもらって、感想を聞いてから、勉強の進め方を相談して決めていくのが一番良いと思います。

3.算数検定

学習教室などでは、算数検定を行っている教室があります。
そういった教室に通っている場合は、算数検定を先取り学習に活用してみることをおすすめします。
試験会場が遠方だと、低学年のお子さんの場合、不安な事も多いので、お教室でやってくれるところを選ぶと良いです。
合格すれば賞状がもらえ、先取り学習の勉強をする励みになります。
また、先ほど紹介しましたRISU算数では、学年以上の算数検定を合格すると、受験料を払ってくれるキャンペーンが行われることがあります。
早稲田アカデミーの入塾テストでは、算数検定で勉強した図形問題に類似した問題が出題されました。

算数検定公式サイトはこちら

国語のおすすめ小学1年生・2年生・3年生向け家庭学習教材

1.ことわざ・慣用句まんが

早稲田アカデミーの入塾テストでは、ことわざや慣用句が出題されていました。
体の一部を含んでいることわざが出題されました。(口、手、足、首など。)
ことわざや慣用句であれば、マンガ本がたくさん出版されていますので、低学年のお子様でも楽しく学べます。
以下に入塾テスト対策にも使えそうなことわざ、慣用句のまんがを紹介しておきます。

小学生向けのことわざマンガの定番。よくまとめられています。
角川まんが学習シリーズ のびーる国語 基礎力アップ3冊セット

ギャグで面白く学べることわざマンガ。
小学生おもしろ学習シリーズ まんが ことわざ大辞典

特に女の子におすすめな少女まんが風になっていることわざマンガ。
ことわざ大百科

慣用句バージョンもあります。
慣用句大百科

2.漢字検定

早稲田アカデミーの入塾テストで出題されていた漢字は難しい漢字ではないけれども、なかなか低学年だと読めないものでした。
例えば、水はミズ、田はタと読むことを知っている子も、水田(スイデン)をどう読むのか知らない子は多いものです。
漢字自体は難しくないけれども、読み方が難しいものも漢字検定で対応可能です。
こちらも算数検定同様、低学年のお子様の場合、学習教室などで実施している場合はそちらを活用させてもらうことをおすすめします。

漢字検定公式サイトはこちら

3.読書

やはり、低学年の時間がある時に読書をたくさんしておくというのは大事です。
高学年になると、塾の宿題が膨大な量なので、正直読書の時間は持てません。
また、本の内容は難しいものを選ぶ必要はありません。
難関中に合格した子が低学年に読んでいた本も、かいけつぞろりやおしりたんてい、ハリーポッターなど勉強といった要素のものではありません。
子供が本屋さんで選んだもので構いません。
たまに、迷路や間違え探しの本を選んできても構いません。
この迷路や間違え探しも実は国語に大切な能力を培っています。
いかに早く、答えとなるキーワードを見つけられるかはこういった遊びを通して培われます。

また、なかなか本を読んでくれない子には、読み聞かせてあげるだけでも構いません。
親が読んでも構いませんので、なるべく語彙を増やしましょう。

本は読んでくれないけど、タブレットの方が読んでくれる子にはAmazon Kids+もおすすめです。
Amazon Kids+とはAmazonが提供する、月額980円(Amazonプライム会員は月額480円)1000冊以上の子供向け書籍が読み放題になるサービスです。低学年のお子様向けの本も多数取り揃えられています。
Amazon Kids+で読める本の中には日本の歴史まんがをはじめ、中学受験でも役立つ本が多く取り揃えられています。
お手持ちのAndroid端末、Fireタブレット、Fireキッズモデル、Kindle、Kindleキッズモデル、Chrome OS端末などで利用することができます。
この、Amazon Kids+はキャンペーン期間のみですが、1か月間無料で使用することができます。
また、無料期間のみ利用したい場合は、自動更新のため、解約手続きをきちんとするのを忘れないようにしましょう。

もし、お子さんが端末をお持ちでない場合や、ipadなどのAndroid端末、Fireタブレット、Fireキッズモデル、Kindle、Kindleキッズモデル、Chrome OS端末ではない場合は、Kindleのキッズモデルを購入すると、Amazon Kids+が一年間無料で使えます。
Kindle キッズモデル 1,000冊以上の子ども向けの本が1年間読み放題

理科のおすすめ小学1年生・2年生・3年生向け家庭学習教材

1.理科実験教室に通う

ご近所で低学年向けに理科実験教室を行っているところがあれば、活用してみることをおすすめします。
理科の実験は何かと材料が必要なので、自宅でそろえるのはなかなか大変です。
お教室があるのであれば、理科実験教室に通われた方がお友達も一緒で楽しく学べると思います。

2.実体験を積む

理科は、中学受験塾で習う前にある程度、家庭で実体験を積んでおくと理解しやすいです。
大人にとっては当たり前なことも、小学生は知らないこともたくさんあります。
下記に具体的な実体験を記します。

季節のお花を見に行く。
昆虫採集をする。
メダカを飼ってみる。
野菜を育てる。
フルーツ(ぶどう・なし等)狩りや野菜(さつまいも・じゃがいも等)掘りに行く。
星や月を見に行く。
科学館に行く。

こういった経験を積んでおくと、中学受験塾に入塾してからも内容が理解しやすいです。
特に4年生の中学受験塾で学ぶことは、昆虫と植物関連が多いので、その季節にあった植物や昆虫観察をしておくと、塾に入ってからも楽です。
下記に中学受験を考えるならおすすめの図鑑を紹介します。

中学受験に出題される植物に絞った植物図鑑です。大人が見ても面白いです。観察すべきところが見えてきます。
Z会中学受験シリーズ 入試に出る植物図鑑 改訂版

動物図鑑には昆虫がのっています。
Z会中学受験シリーズ 入試に出る動物図鑑 改訂版

3.科学漫画サバイバルシリーズ

小学生が大好きな科学漫画サバイバルシリーズ。
こういったマンガで分かりやすく科学を学べると後々理科が楽しく学べます。

サバイバルシリーズ【基本編】15巻セット (科学漫画サバイバルシリーズ)

サバイバルシリーズ【発展編】15巻セット (科学漫画サバイバルシリーズ)

社会のおすすめ小学1年生・2年生・3年生向け家庭学習教材

1.旅行・旅番組

中学受験塾では4年生~5年生前半までは主に地理を習います。
旅行に出かけると、自然にその土地の食べ物を食べ、お土産屋さんでは有名な特産物を買うことができます。
また、旅行の行くのが難しくても、旅番組を見るだけでも同じように、その土地のものを学ぶことができます。
他にも、iPadなどで地図パズルに取り組んでみるのも良いかもしれません。
低学年におすすめの地理の本を下記に紹介します。

2.桃鉄

中学受験塾で社会の偏差値70オーバーの子に聞いたら、桃鉄だよと教えてくれました。
確かに桃鉄は、都道府県の名前や市の名前、そして、その土地の有名な産物や伝統工芸品を覚えられて良いゲームです。
ご家族の団らん時間にもおすすめです。
桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~

こんな本も出版されていますので、ゲームと合わせて見てみると勉強になります。
桃太郎電鉄でわかる都道府県大図鑑

3.日本史まんが

日本史は中学受験塾の場合、小学5年生の後半から勉強することが多いですが、とにかくスピードがはやい。
物凄いスピードで進むので、ある程度勉強しておかないと覚えきれずに次々進んでしまいます。
マンガを活用して、歴史人物の名前や各時代に起きたことを学んでおくことをおすすめします。

低学年のお子様でも読みやすい歴史マンガを下記にご紹介します。
ねこねこ日本史ジュニア版
ねこねこ日本史は全ての漢字にふりがながふってあるので低学年にはもってこいの歴史マンガです。
マンガでよくわかる ねこねこ日本史 ジュニア版 コミック 1-8巻セット

サバイバルシリーズ
サバイバルシリーズの歴史まんがも低学年でも理解できる、面白い内容構成になっています。
歴史漫画サバイバルシリーズ【全14巻】特典つき+別巻1冊セット

タイムワープシリーズも面白いです。
歴史漫画タイムワープシリーズ 通史編【全14巻セット】+ 別巻1冊セット

コナンシリーズ
コナン好きのお子様におすすめ。ただ、コナンが出てくるのは最初だけだったりします。でも分かりやすいです!
日本史探偵コナン 全12巻セット (日本史探偵コナン全12巻)

ドラえもんシリーズ
浜学園が監修し、中学受験に出題される内容もきちんと網羅されているマンガです。
ドラえもん日本の歴史全3巻:ドラえもん学習シリーズ社会科おもしろ攻略 (ドラえもんの学習シリーズ)

最後に:

低学年のお子様に勉強をさせるポイントは、いかに楽しく進めるかです。
楽しく進めないと、いざ中学受験の塾に入る?と聞いた時に、勉強は嫌いだから、塾になんか入りたくないとなってしまいます。
小学3年生までに、勉強の楽しさを教え、中学受験の基礎を作ってあげられるのは親だけです。
今は、子供の教育に色々なサービスが出ていますので、うまく活用して先取り学習を進めてみて下さい。

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