中学受験終了組ブログ:中学受験を失敗にさせる原因。親が絶対にやってはいけないこと。

我が家は中学受験を終え、息子は中学校で新生活を迎えました。
今回は、中学受験終了組として、中学受験を終えてみてから分かった、中学受験を失敗させる原因ともなる親がしてはいけないことをまとめていきたいと思います。

塾の宿題を全て終わらせようと完璧を目指す

『宿題』と聞くと、必ず終わらせなくてはいけないものという感じがします。
確かに小学校の宿題はそうかもしれません。
しかし、中学受験の宿題はそうではありません。
中学受験塾の宿題を完璧に終わらせようとすると子供を潰してしまう可能性があります。
中学受験の宿題は『完璧』ではなく『ベスト』を尽くせばよいだけです。
長距離走の中学受験。
最後まで走り切るには、無理をしすぎないこともとても大事です。
睡眠や子供の好きなことをやる時間もきちんと確保しつつ、ベストを尽くして出来る範囲で良しとするのが中学受験成功の秘訣だと思います。

塾の先生や塾の方針を過度に守ろうとして、お子様自身の様子を見ずに無理をさせないことを忘れないようにしましょう。

塾のテストや模試の結果で叱る

塾のテスト結果を見て叱ることを続けてしまうと、子供はテストを受けるのが怖くなってしまいます。
そして、また怒られるかもしれないとテスト前に過度の緊張をするようになります。
『緊張』というのは2種類あります。
良い緊張と悪い緊張。
良い緊張というのは、緊張することで、いつもより気が少し張ってケアレスミスに注意したり、集中力が高まる緊張。
もう一つの悪い緊張は、緊張しすぎて頭が真っ白になりいつも出来ていたことが出来なくなってしまう緊張。
テストが終わるたびに叱っていては、子供がビクビクして悪い緊張を起こしてしまいます。
本番で良い緊張に促してあげるために親ができることは、『失敗しても大丈夫』ということを普段から感じさせてあげることです。
『これで結果が悪かったらまた叱られる、どうしよう』と思って受ける試験なのか、それとも安心して『よーし、今回も面白そうな問題が出てきたぞー』と思って挑戦心いっぱいで解けるかで勉強への向き合い方も今後の成績も大きく変わってきます。

ただ、もちろんテストの結果は大切です。
結果を見た後は、必ず一緒に分析して、解きなおしをして次につなげていきましょう。
叱るのではなく、一緒に解きなおして分析してあげる。
その方が絶対に建設的です。

第一希望以外の学校のことを悪く言う

中学受験を終えてから改めて感じることは、当たり前ですが中学受験は終わってからの方が長いということです。
中学受験を終え、中学、高校、大学へと進学し、子供自身の夢に向かって人生を歩んでいく。
ですから、中学受験をする時はいつでも、中学受験が終わった先の子供の生活を考えてあげなくてはいけない。
どの学校に通うことになっても、楽しく通えるように、受ける中学校全てに良いイメージが持てるように親が話しておいた方が良いです。

中学受験は本番まで何が起こるか分かりません。
塾の先生も親も、その子自身も。
『あんな出来る子がどこも受からなかった!?』
『え、いつもボケっとしている子だったのに第一希望だったところよりレベルの高い学校に受かったの!?』
そんな話はたくさん聞きます。
そして、直前になって過去問もやってみたら、今まで考えていなかった学校との相性が良く、急遽志望校を変えたなんてケースもあります。
本当にどの学校に決まるかは誰も予想が出来ないのです。

ですから、受ける可能性が少しでもある中学校のことは、どの中学校のことも悪く言わないことが大切です。
もしも、今まで親が悪く言っていた学校に通う事になったら、子供も親自身も苦しくなるだけです。
是非、色んな学校を見て、色んな学校の良い部分をお子様に伝えてあげておいてください。
そうすれば、どの学校に行くことになっても、良い学校に進学できたんだという気持ちで中学校に通うことが出来ます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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