私は大学卒業後、IT企業に就職してから転職をして36歳で年収1000万円を突破することができました。
今回は私が実際に転職してみて分かった、その時に必要だったスキルや年収を上げるために役立つ転職ワザをご紹介します。
目次
1.残業が多かった年の翌年に転職活動をする!
転職活動をして分かったのは、転職する際の希望年収は今の年収をベースにして交渉がすすめられるということです。
年収を上げたくて転職を希望したとしても、さすがに今の年収とかけ離れた額で交渉するのは難しいのが現実です。
そこでおすすめなのは、残業が多かった年の翌年に転職活動をするということです。
転職する際の交渉年収は、残業代も込みの現在の年収をベースにするので、残業が多くて年収がその年だけ多かった時に転職すると高年収での採用をしてもらいやすくなることが分かりました。
私は最初に働いていた会社では年収550万程度でしたが、たまたま初めて転職を考えた年の前の年が残業が多く残業代込みの年収が750万円だったこともあり、転職する歳に年収850万円で転職エージェントの方が交渉してくれました。これが残業のあまりない年で年収550万円の時に年収850万円で交渉するのはかなり難しかったと思います。
なので、もし転職で年収を上げたいのであれば、残業代やボーナスが高かった年の翌年に転職活動をしてみる事をおすすめします。
ちなみにこれで転職した後は、残業がほとんどなしで年収850万円になりました。
2.高年収求人情報を常日頃チェックし、転職エージェントを間違えない!
今すぐでなくとも、将来的に高年収の転職を希望しているのであれば、高年収のSEの求人にはどんな企業や職種・業務内容があるのかを日頃からチェックしておきましょう。
そうすることで、自分にあとどんなスキルを身に着ければよいのか、今どんな人材が求められているのかが見えてきます。
また、年収の高い求人を希望してあるのであれば、転職エージェントを間違わないことです。
企業側の人事担当も、年収を多く払ってでも欲しいスキルを持った人が登録しそうな求人サイトやエージェントにしか、高年収の求人情報は掲載しません。
特に年収1000万円を超えてくるような求人情報は限られたエージェントにしか情報が入ってきませんので、登録エージェントを間違わないようにしましょう。
ちなみに私が使っていた転職エージェントはCMでもおなじみのビズリーチさんです。
下記にリンクを貼っておきます。登録すると今どんな求人があるかチェックすることができます。
■□ 年収1000万円以上の会員制転職・求人情報サイト ビズリーチ □■
3.英語力を上げ、TOEICで高得点を取る!
ビズリーチさんでSEの高年収求人情報を見ていると分かるのですが、高年収の求人情報には英語力が条件になっている求人情報が多いです。
TOEICの点数でいうと、800点以上はほしいところです。
もちろん、TOEICの点数がなくても、実際に英語で業務を積んでいた実績があるのなら問題ないと思いますが、企業によっては昇進するためにTOEICの点数が必要になってくるところもあるので、高年収のSEを目指すのであれば、TOEICで高得点を取得しておくことをおすすめします。
4.派遣・常駐でも構わないので大手企業での実務経験を積む!
これは、気にしない企業もありますが、実際に転職活動をしてみて分かったことは、やはり名前の知れた大手の企業で働いていた経験があると転職に有利だなという印象を受けました。
そして、別にそれはその企業に正社員で雇われていた必要はありません。
派遣や常駐SEとしてでも、その大手の企業で働いていた業務経験があることが重要視されていて、転職する際に大きなアピールポイントになりました。
やはり、人が有名人の生活が気になるように、企業というものも他の大手企業がどのようなシステムを使っていたり、運用方法をしているのかが気になるのではないかと思います。
5.転職理由は必ず前向きな理由にする!
これは、担当の転職エージェントさんからのアドバイスなのですが、転職理由は必ず前向きな理由にすべきです。
例えば、上司とうまくいかないとか、業績が悪化しているからなどと後ろ向きな理由ですと、うちの会社に来ても同じようなことで辞めてしまいそうだなと思われますし、年収1000万円以上払おうとしている人材が、上司とうまくやっていくスキルもないのであれば、採用したいと思うでしょうか?
高年収を払ってでも来てもらいたいと思う人材というのは、ただ単に業務がこなせるだけではなく、人間関係をうまくやっていくすべを知っていて、業績が悪化した時にどうしたら良いかを提案できる人材であるはずです。
そのため、転職理由に後ろ向きな理由を上げる時点で、年収1000万円以上の求人に応募できる器ではまだないのです。
年収1000万円以上の高年収SE求人に応募するのであれば、必ず転職理由は前向きな理由にしましょう。
もっと大きな会社で自分の力を試してみたいとか、海外でも仕事をしてみたいとか、今のスキルにプラスして学びたい技術がある等、その企業で力を発揮してくれそうだなと思ってもらえることが大切です。
6.職種を変えず、同じスキルが生かせる求人にする!
転職する際に、今の仕事が嫌で業種を変えたいという理由で転職を希望する方がいますが、その理由で転職を希望する場合は年収は下がってしまいます。
なぜなら、これもビズリーチさんの求人情報を見て分かるように、必要スキルが専門的な技術内容のことが多いからです。
初心者でも大丈夫とか、やったことがなくても大丈夫といったような内容の求人は残念ながら年収1000万円を超す求人にはありません。
そのため、今の職場で培ったスキルをなるべく活用できる職種で転職を希望する方が年収を高くできます。
7.海外での勤務経験を積み、タフな人材であることをアピールする!
これは、3番目に書いた英語力を上げ、TOEICで高得点を取る!と同じように思えるかもしれませんが、ここでいう海外での勤務経験というのは英語力が大切ということではありません。
私が転職の際に面接で感じたのは、私が困難な状況でもやっていけるタフな人材かどうかを見ているように思えました。
そういった意味で、海外での勤務経験があると、ある程度困難な状況でも自分で切り抜けていけるタイプだと思って頂けたと思います。
転職を成功させるには、当たり前ですが面接で合格し、採用して頂く必要があります。
その時に、年収1000万円以上の求人のような英語力や技術力、そして時にはリーダーシップを必要とするような人材であると判断してもらうためには、海外での勤務経験というのは一つ決め手となるアピールポイントになったと思います。
以上が、私が実際に転職をして分かったSEが30代で年収1000万円以上になるための転職に必要な条件や成功方法です。
参考にして頂けると幸いです。