中学受験ブログ:こんな時どうすれば良い?塾の宿題が終わらない。宿題が終わらなくて子供が泣き出す。

今日もお子様の学習フォローお疲れ様です。
今日は、小学4年生の息子が中学受験塾の宿題が終わらずシクシク泣き出してしまったときにとった対処方法を書きたいと思います。
中学受験塾は宿題が多く、どんな子でも宿題が終わらずにイライラしだしたり、サポートをする方の親もどうしたらよいのか分からず大変な思いをされたことが何度かあるのではないでしょうか?
今回は、お子様が宿題が終わらない時の心の持ち方と親がしてあげられることをまとめていきたいと思います。

宿題の量を親も一緒に解いて体感し子供の現状を理解

まず一つ、この記事を読んでいる親御さんにお伺いしたいことがあります。
それは、宿題を見て『なんでこんなのもできないの?』と思っていますか?
それとも『こんなに宿題があるんじゃ大変ね』と思っていますか?
もし、『なんでこんなのもできないの?』と思っているのであれば、まず最初にやるべきことは、一緒にすべての宿題を1問残らず解いてみることです。
私も一緒に宿題を息子の隣で全部解いてみたのですが、パラパラと量を確認するために問題を見るのと実際に解くのは大きな違いがあります。
どれくらいの宿題が出されたのか確認するため見た時は、まあこれくらいなら終わるわね!と思ったのです。
しかし、実際に解いてみると結構時間がかかるし、大人でも大変なのです。
特に、算数は量は少ないように見えたのですが、実際に解いてみると難問が多く、解いているうちに頭が疲れてきて、時間もかかります。
まず、この一緒に解くという体験をしないと、いつまでたっても子供に寄り添った解決方法が見いだせないと思います。
ですから、まずは一緒に解いてみてこんなに大変なことをしているのかと理解して頂きたいのです。
それが終わってから下記に書く解決策の中からご家庭に合う方法を選択して試してみて下さい。

丸つけ、スケジュール立ては親がする

まず、宿題の丸つけや宿題をどの順番でやるかは、ある程度親がスケジュールを立てて進めてあげましょう。
まず丸つけに関してですが、親がやる理由はお子様に休憩時間をあげるためです。
一緒に解いて気づいたのは少し休憩が欲しいくらい頭が疲れるということです。
頭が疲れたり、目が疲れたりするので、終わったらお子様には少し休んでて大丈夫だよと言い、その間に親が丸つけをしてあげましょう。
丸つけをしている間、息子はマンガを読んだり、ヨーヨーで遊んでいたり、ボールの壁打ちをしたり、少しの間ですが休憩することができます。
この休憩が大切なのです。実際に一緒に解いた方なら分かるはずです。この休憩が少しリフレッシュになって次に取り掛かれます。
この休憩なしに宿題をしなさいと言われたら、大人でも泣きたくもなります。
次はスケジュール立てです。
いざ宿題を始めようと決めた時に、『今日、何する?』から始まるのと、『今日は算数のテキスト●●ページからと理科の演習問題だよ』というのではスタートが違うと思います。
最初の今日は何する?で5分とられてしまっては、頭を使ってしまいますし、時間がもったいないのです。
必ず、今日すべき宿題は親がスケジュールを立てて伝えてあげましょう。
それだけでも随分お子様の負担は減ります。

宿題をする目的を考える

宿題をする目的を一度振り返りましょう。
宿題をする目的は宿題を終わらせるためではありません。
その単元を理解し、テストで点数を取り、行きたい中学の試験で合格し、自分のなりたい職業に就くためです。
それを理解できていれば、終わらせることが重要なのではなく、理解しながら進むことが大切だと気付けるはずです。
もしお子様が宿題が終わらず泣いてしまっていたら、今日の勉強で少しでも分かるところが増えたなら終わってなくても前に進んでいるから大丈夫だよと伝えて下さい。

宿題の優先順位を先生に聞いておく

宿題が終わらないことが多いのであれば、塾の担当の先生に宿題の優先順位を聞いておきましょう。
塾によって違いますが、一生懸命やっても宿題が終わらないことを叱ったりする先生はあまりいないと思います。
宿題が全て終わり切らないことがあるので、出来るところまで頑張ります。
優先順位を教えてもらえますか?と聞けば必ず教えてくれます。
これを聞いておけば、もし宿題を終わらせることが出来なくても重要なものは出来たから良しとしようと割り切れると思うのです。

終わらなかった分の宿題は土日で調整する

それでも、なるべく宿題はちゃんと終わらせた方が力をつくのは確かです。
そのため、もし学校がある平日に予定していた宿題の量が完了できなければ、土日を活用して終わらせましょう。
土日であれば、小学校がないので、宿題に使える時間が増えます。
お出かけの予定がある場合は、朝と夕方からにして、昼間は思いっきり遊べるようにしてあげましょう。
お出かけもできず、ずーっと勉強だけではお子様も疲れてしまいますし、気分転換ができず、グダグダしてしまうだけです。

中学受験塾の場合宿題は終わらなくても大丈夫と割り切る

中学受験塾に通っているお子様はもともと優秀な子が多く、今まで小学校の宿題もきちんとやってきたはず。
それなのに、塾の宿題が終わらないとなれば、自分は宿題も終わらせられない、ダメな子なんだと悲しくなって泣いてしまったのかもしれません。
我が家の息子の場合、自分に自信があった算数の問題でどうしても解けない問題があり、自信を無くしてシクシク泣き出していました。
なので、まずここで親がしてあげなくてはいけないことは、中学受験塾と小学校は全然別物であるということを説明してあげることです。
小学校のテストは100点がとれるように作られているけれども、中学受験の問題っていうのは100点を取れないように作られているんだよ。
どうしても解けない問題があったり、宿題が終わらないことがあっても全然心配する必要はないんだよ。
と伝えてほしいのです。
今まで優秀で小学校や習い事で問題なくスムーズにきた子ほど、中学受験塾で解けない問題や宿題が終わらずに泣き出してしまう子が多いものです。
でもそれは悪いことではありません。
大きな壁にぶつかって戦っているだけです。
親は戦っている子供を見守ってあげたり、乗り越えられない壁は一気に飛び越えるのではなく、少しずつ超えていくものだということを伝えてあげるだけでいいのです。
息子が算数の難問で苦戦しているときに、いつもこういいます。『今日、少し考えて、1回寝てみな。明日になったら頭が整理されて分かるようになっているよ!』
次の日、本当に解けるようになっていたりします。なっていないことも多いですが、そしてたら、また少し考えて、解答を見たり説明を受けて、また1回寝てみる。
そうすると、なんとなくだんだん理解できてきた!となるのです。今すぐは分からない。でも少しづつ理解できていることが増えてくると、ある瞬間で、あ!分かった!となるものです。焦らず、コツコツが大切です。

中学受験で大事なのは自分のベストを尽くすこと

中学受験では、宿題もそうですが、大切なのは自分のベストを尽くすことです。
自分がいけるところまで行く。
お子様自身の限界を超えるまでやってはいけません。
親が必死になりすぎて、お子様の限界以上を要求してはいけません。
どこまで頑張るかはお子様が決めることです。
お子様のベストを尽くすこと、どの辺まで宿題が出来るのか、どの辺の学校を目指すか、そのお子様にちょうど良いところまで進む。
それが中学受験です。
それを忘れずに、お子様に寄り添って宿題に付き合ってあげてほしいなと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
1つでも参考にして頂けることがあれば幸いです。

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