中学受験の入試問題に頻出の規則性の問題。
この単元を苦手とするお子様は多いのではないでしょうか?
うちの息子も規則性の問題は正答率が悪く、時間のかかった単元です。
しかし、この規則性の問題。筋道を立てて一つずつ理解していくとなかなか面白い。
そして、基礎からきちんと理解することで、難問が解けるようになります。
今日は、規則性の基礎から実際の入試問題までが解けるようになるまでに使ったおすすめの市販の問題集を紹介していきます。
中学受験の規則性におすすめの市販問題集
規則性の問題を抜粋して分野ごとにまとめられた問題集です。問題数をこなしたい時に特におすすめです。
難関中学校シリーズの方は偏差値70以上の学校を狙うお子様にはおすすめです。
中学入試 分野別集中レッスン 算数 規則性 (中学入試分野別集中レッスン)
中学入試算数よく出る規則性60題 (難関中合格シリーズ 単元別対策 5)
実際の入試問題を抜粋して、でる順にされている問題集です。過去問から抜粋してあるので、過去問演習の前にやる参考書としておすすめです。
規則性の問題をマスターできたなと思ったら、腕試しに挑戦してみるのもアリです。
中学入試 でる順過去問 算数文章題 合格への368問 四訂版 (中学入試でる順)
左ページが塾技のまとめページ、右ページが実際の入試問題からの抜粋問題になっています。「チャレンジ!入試問題」まで解けるのであれば、御三家レベルに挑戦できるお子様だと思います。
規則性の問題が苦手な子におすすめの学習方法
まず4年生の植木算、日暦算の時点で躓いてしまった場合は上記でご紹介した三ツ星の授業の第9章を読み込んでみて下さい。
ご紹介した問題集の中で一番説明が丁寧です。
この第9章の規則性が理解できたなと思ったら、分野別集中レッスンの規則性で問題数をこなしてみて下さい。
理解したあとに、ある程度レパートリーのある問題を解いておかないと模試などで対応できません。
また、5年、6年で規則性の問題に躓いてしまっているのであれば、もう一度4年生の植木算から解いてみることをおすすめします。
規則性の問題は大体4年生で植木算、日暦算、等差数列などを習い、5年生で方陣算や循環小数の問題、6年生で入試問題の演習を行う塾が多いのではないでしょうか?
上記で紹介した、三ツ星の授業という参考書の第9章を一読して頂くと分かるのですが、植木算と等差数列は実は繋がっていますし、それぞれに繋がりがあります。
もう1度最初から勉強するとそのつながりの関係性が分かってきて、規則性の問題を解きやすくなります。
また、この基礎からもう1度振り返って勉強する方法を繰り返すことで、いろんな手法を混ぜて解かなければいけない実際の入試問題にも対応できる力がついてきます。
実際の難易度が高い入試問題も、実は、植木算と等差数列と日暦算を組み合わせた方法を使えば解けるようになっているなど、組み合わせで解く問題が多いのです。
中学受験を試みる先取り学習をしてきたような親御様にとって、5年生なのに4年生の教材?6年生なのに4年生の教材?と思われるかもしれませんが、中学受験の問題は4年生から6年生の問題を組み合わせて解いていく問題が多いので、是非4年生の教材でやった植木算などから勉強してみて下さい。