中学受験を目指す小学5年生の息子の夏期講習が始まりました。
思っていたより勉強時間を多く確保しなくてはならず、1日のスケジュール立ての大切さに気付きます。
今回は小学5年生の夏休みの勉強時間と1日のスケジュールに関してまとめていきたいと思います。
小5の中学受験塾の夏期講習日程
まず、夏休みの勉強の軸となる夏期講習についてです。
中学受験塾の小5の夏期講習日数や時間帯は塾によっても異なりますが、大手塾サピックスと早稲田アカデミーの夏期講習日程を見てみましょう。
他の塾も多少違いはありますが、同じような日数と時間のところが多いのではないでしょうか。
サピックスだと7月19日(月)~ 8月10日(火) 、8月16日(月)~ 23日(月)の20日間(3時間)。
早稲田アカデミーは7/21(水)~8/2(月)8/16(月)~21(土)18日間(220分間)。
早稲田アカデミーはこれに加えて、合宿に参加する方もいます。
小5の夏休みは、主に夏期講習での勉強内容をきちんとこなすことが夏休みの大きな目標になります。
そして、大体の塾で、夏休みの最後に試験があり、それを目指して勉強を進めていくことになります。
各塾の夏期講習の受け方や合宿に参加した方が良いか悪いかの判断などはこの本を読むとよく分かります。
また、この本には、中学受験において、一番大切なのはこの小学5年生の夏休みだと書いてあります。
小5の夏休みをいかに取りこぼしなく修得できるかで、6年生の理解度レベルが変わってくるそうです。
中学受験基本のキ! 第4版 (日経DUALの本)
小5夏休みの1日の勉強時間とスケジュール
通っている塾にもよりますが、我が家の小5の夏休みの勉強時間とスケジュールは下記のとおりです。
夏期講習のある日のスケジュール
塾で約4時間、家で4時間。計8時間は勉強しています。
夏期講習のない日のスケジュール
勉強時間は6時間程度。
夏期講習のない日は、得意教科の応用問題や用意しておいた苦手教科の克服用の問題集などをしました。
また、せっかくの夏休みですので、思い出作りや子供が体を動かして思いっきり遊べるように心がけました。
あんまり、勉強、勉強だと体も心も持ちません。
塾のない日は、お出かけにまとまった時間を使えるように、勉強は朝と夜にまとめてやるようにしていました。
通っている塾やお子様の処理スピードによっても前後すると思います。
あくまでも我が家の場合なので、参考程度にご自身のお子様と一緒にスケジュールを考えてみて下さい。
それから、夏休みは学校の宿題もあります。
佐藤ママの講演でもお話があったのですが、夏休みの宿題はなるべく7月中に終わらせてしまいましょう。
8月中は苦手分野の教科やどの塾でも行われる夏休み後のテストに向けて勉強できるようにしておきたいところです。
また、勉強とは関係ありませんが、親として夏休みに大変なことは食事の準備です。
当たり前ですが、夏休みは給食がありませんから、お昼ご飯も用意しなくてはいけません。
この3食の準備と勉強のフォロー、塾への送り迎えが親としては大変なところなので、その親側のスケジュールも前の日に組んでおいた方が良いと思います。
教科別:小5夏休みにやっておくべきこと
国語:読解力の向上。そのために、語彙力と速読力をつけておくこと。
最近の入試の傾向として、問題の長文化が見られます。
もし、お子様が読むスピードが遅くて、国語の模試などで解き終えることができないのであれば、この5年生の夏休みから本番にかけて速読力をつけておくことをおすすめします。速読力がつくと、国語だけでなく、他の教科の模試でも解き終わるのが速くなり、見直しや応用力を問う問題に時間を多く使えるようになります。
速読力を鍛えるためには、任天堂のDSをお持ちであれば、こちらのソフトがおすすめです。
ちょうど小学校高学年の子にちょうど良い内容になっています。我が家でも1週間に1回くらいこのゲームをやるようにしています。
目で右脳を鍛える DS速読ジュニア
DSを新しく購入される方は、お子様の視力が悪くならないように3Dや画面の小さいものではなく、2Dで画面の大き目のものを選ぶようにした方が良いです。2Dの方が値段も手ごろですしね。
Newニンテンドー2DS LL 【ホワイト×オレンジ】
また、5年生になると、文章読解の内容も一気に難しくなってきます。
子供が普段使わないような言葉が次々に出てきます。
分からない言葉が多すぎると、読むのが嫌になってしまうので、そうならないためにも語彙力を高めておくことをおすすめします。
中学受験に良くでてくる難語はある程度決まっています。
約40日ある夏休みに30個ずつ勉強すれば、1200語になります。
【中学入試】言葉力1200―文章が読める!わかる!書ける!
5年生の夏休みに割合と比の勉強をする塾が多いです。
この割合と比は図形問題にも絡んできますので、5年生のうちにきちんと理解しておかないと6年生の時に応用問題が出来なくなります。
サピックス元講師の方の動画で5年生の夏休みに見ておくと良い、算数に関する動画がありましたので、お時間があれば見てみて下さい。
5年生のうちに算数の基礎を固めておく重要性が良く分かります。
もし、塾の問題だけでは、苦手が克服できなかった場合は、市販の参考書なども使って苦手をなくしておきましょう。
中学入試 分野別集中レッスン 算数 規則性 (中学入試分野別集中レッスン)
中学入試 分野別集中レッスン 算数 場合の数 (中学入試分野別集中レッスン)
小学5年生の夏休みまでで覚えることが多い植物の分野と昆虫の分野。
覚えきれていないものがあったら、夏休みのうちに実際の植物や昆虫を観察したりしながら覚えていきましょう。
中学受験で出題されるほぼすべての植物や昆虫が載っているZ会の図鑑がおすすめです。
大人も読んでいて楽しいです。勉強の合間の息抜きにでも読んでみて下さい。
Z会中学受験シリーズ 入試に出る植物図鑑 改訂版
5年生の夏期講習ではどの塾も地理分野の総復習を行います。
白地図や工業・水産業などでまだあやふやな部分や覚えきれていない部分はこの夏休みにきちんと覚えられるようにしておきましょう。
我が家はこのサピックスの白地図が使いやすかったので、2冊購入して繰り返しやって覚えました。
コピーするのもなかなか大変なので、コピーが面倒なら2、3冊買って繰り返しやるのが良いと思います。
白地図トレーニング帳―中学入試小4~6年生対象 (サピックスメソッド)
早稲田アカデミーでは夏期講習からすでに歴史が始まりますが、大体の塾は9月から歴史に入っていきます。
9月からの歴史はスピードが速いので、ある程度まんがなどで予習しておいた方が良いです。
おすすめの歴史まんがに関しては下記の記事にまとめてありますので、宜しければ参考にして下さい。
【中学受験におすすめ】小学生が楽しめる歴史(日本史)対策のおすすめ本・マンガ・CD・DVD教材
最後までお読みいただきありがとうございました。
また、これまで勉強の話ばかりしてきましたが、親として大切なのはこの大変な勉強をこなす上でのメンタル的なサポートなのかなと感じています。
大量の宿題で参ってしまっているときや、難しい問題に頭を悩ませている時。
親が厳しく接するのではなく、うまくリフレッシュする方法や分かりやすく説明されている本や動画を探してあげることが親としてしてあげられることなのではないでしょうか。我が家では、勉強に疲れてきた時は外にサイクリングに行ったり、ボール遊びをしに出掛けていました。
そうすると子供も頭がすっきりして、良い気分転換になったぁと言ってくれました。
中学受験を目指す家庭は勉強勉強になりがちですが、子供達にとっては楽しみにしていた夏休みです。
夏の思い出作りや体力作りも忘れずに楽しい夏休みを送って下さいね。