Researchfor 今は、塾に席を確保するために低学年から中学受験塾に通うご家庭も多いと聞きます。
しかし、現在小学６年生になった息子の友人や上のお子様の状況を見ていると、どういうわけか低学年から塾に通っていた子が優秀とは限りません。
むしろ、小学５年生から塾に入ってきた子の方がやる気に満ちていて、好成績を収めています。
ただ、その子達に共通していたのは、塾には入っていなかったけど、それまでにお母様がきちんと家庭学習に寄り添ってきていたということです。
そのため、私は低学年のうちは塾に入れるのではなく、家庭で楽しくその子にあったペースで親がサポートしながら勉強することをおすすめします。
今回はその家庭学習におすすめの本を選んでみました。
何か一つでもお役に立てれば幸いです。
目次
中学受験算数の家庭学習に役立つ低学年の子供がいる家庭向けおすすめ本
まずは、中学受験に向けて算数を家庭で進めていく前に、親がある程度、どのように家庭学習を進めるべきが勉強しておくことをおすすめします。
有名な著書や最近出た著書の中で、算数の家庭学習に役立つおすすめ本を紹介します。
１冊目の本は、タブレットで算数の先取り学習が出来るＲＩＳＵを作った方が書かれた本です。
今までの利用者のお子様のデータから、子供が苦手にしやすいところを分析されていています。
特に小学校１年生、２年生のお子様を持つ方には、お子様へのお試し問題や家庭に何を用意しておくと良いか、子供にどんな接し方をして家庭学習をするべきかが良く分かって良い本だと思います。
また、P53に掲載されている都内進学校中学入試結果の各教科の得点データを見ると、以下に合格と不合格を分けるのが算数であるかが分かります。
Amazonで試し読みが可能ですので、サンプルで目次などを見てみてください。
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二冊目は古くからある有名な著書です。
東大生の定番ルートであるサピックスから鉄力会というルートの前に公文式があるという内容です。
こちらは算数だけに特化した本ではありませんが、算数の学習の先取り意義と難関中に合格するためにはやはり算数がきもになるということがよく分かる１冊です。
そして、公文式の利点だけではなく、弊害についても見解が述べられているので非常に参考になります。
算数を家庭学習で先取りしようと考えている親御さんは、その利点と欠点を理解した上ですすめる必要がありますので、こちらの本を参考にされると良いと思います。
中学受験を考えるなら塾に入るまでに家庭学習で算数はどこまで進めておくべきか
算数は、小学３年生２月の入塾時期までに、小学６年生までの算数が終わっている事が理想です。
実際に子供が中学受験塾の入塾テストを受け、その後塾で授業を受けてみて、やはり算数の先取りは必要だったと感じています。
過去に、算数を始め、他の教科の先取り家庭学習に関しても記事にしていますので、良ければ参考になさって下さい。
中学受験は小学１年生・２年生・３年生の家庭学習で決まる！低学年から始める中学受験準備方法。
低学年の子供と中学受験に向けて算数を家庭学習する時に気を付ける事
最後に一つ、今回、おすすめの本やこのブログを読んで下さり、家庭で先取り学習を始める際に一つ気を付けて頂きたいことがあります。
それは、全てを実施しないでほしいということです。
勧めておいて、おかしな話なのですが、少し暗い話をさせて下さい。
現在、息子は小学６年生です。
受験生として頑張っているわけですが、周囲のお友達に受験によるストレスでうつ病に近い状況になったり、不登校になるお子様が出てきました。
とても熱心な親御さん、そして素直なお子さん。
そんな家庭が陥りやすいこと。
本やブログ、塾の先生がおっしゃることは、我が子に出来そうな範囲で取り入れて下さい。
例えば、朝学習が良いというのは良く言われますが、お子様によっては小学校に出発する時間が早かったり、朝は寝ぼけていて朝学習できないタイプの子もいます。
色んなお子様のタイプがありますから、お子様にあった方法を見つけ、歩み寄り、お子様の心を大事にしながら先取り学習をして頂ければと思います。
お子様が楽しそうに進められる方法を見つけ、一歩一歩成長していけるように、その子一人一人のオリジナルの方法を見つけてあげて下さい。
それこそが『親だから出来ること』だと思います。
何か一つでも参考にして頂けたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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